【健康？】ビールを毎日1本・2本・3本飲むのは問題？お酒を日常的に楽しむ筆者が解説！

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⚠お酒は二十歳になってから。

お酒は健康に悪いとニュースやSNSで目にすることが増えた近年では、ビールを毎日飲むことにも抵抗がある方もいるでしょう。

ただ、適量であればビールを飲むことは健康に良いとされるデータもあるのです。

たとえば、ビールは大麦・ホップ・酵母を主原料としています。

• 大麦には、水溶性の食物繊維であるβーグルカンが含まれている！
  
• ホップには、肩こり、冷え性、肌の老化の予防が期待できるフィストロゲン！
  
• 酵母には、18種類のアミノ酸があり、必須アミノ酸は8種類も含まれている！

このようにビールには健康に良い栄養素が多数入っているため、悪い面ばかりではないことがわかります。

さらに厚生労働省の「健康日本21」では、1日500mlのビールであれば「節度ある適度な飲酒」とされているのです。

毎日1〜2本のビールであれば、問題なく楽しんで飲酒ができると考えます。

参考：日本ビール株式会社
参考：厚生労働省「健康日本21」

ビールを毎日飲むなら1〜2本にするのがベストな理由

ビールは世界中で愛されている飲み物で、多くの国で日常的に飲まれています。

たとえばドイツは「ビールの国」として知られ、ビールは日常生活の一部となっています。

ドイツやベルギー、ルクセンブルクなどでは、ビールが水よりも安く買えるのです。

チェコでは、年間の一人当たりのビール消費量が184Lという調査結果があります。

これを日割りにすると、毎日0.5Lほどビールを飲んでいることになるのです。

それでもタバコや薬物のように取り締まりが強化されていないので、ビールが健康に大きな問題を与えていないとも言えます。

世界中で日常的に飲まれているビールを毎日1〜2本飲むくらいであれば、それほど健康面では気にならなさそうです。

参考：2021年　世界主要国のビール消費量

ビールは健康に良い？毎日1本飲むメリットとデメリットを徹底解説

ビールを毎日1本飲むメリット

• リラックスできて睡眠導入になる
• 食物繊維やアミノ酸などの栄養が取れる
• 腸内細菌の改善やアルツハイマーを予防できる可能性がある

ビールをはじめとしたアルコール飲料には、リラックス効果があります。

アルコールは適量であれば体をリラックスさせ、ストレスを軽減する効果があるのです。

夜にビールを飲むことで寝つきを良くし、深い睡眠を促すことができます。

ビールに含まれる酵母には、18種類のアミノ酸が含まれており、そのうち8種類は必須アミノ酸です。

これらのアミノ酸は体の機能を維持し、健康をサポートする役割を果たすためメリットが大きいです。

また、ビールの適度な摂取は、腸内細菌の改善やアルツハイマー病の予防にもつながる可能性があります。

研究によれば、ビールに含まれる特定の成分が腸内細菌のバランスを整え、腸内環境を健康に保つことが示されています。

アルツハイマー病などの神経変性疾患のリスクを低減するとの報告もあるのです。

参考：ビールとノンアルコールビールの摂取が腸内細菌叢に与える影響：ランダム化二重盲検比較試験
参考：ビールホップの化合物はアルツハイマー病の予防に役立つ可能性がある

ビールを毎日1本飲むデメリット

• 飲みすぎてしまうことがある
• 少量でも脳が萎縮してしまう可能性がある
• 適量を超えるとアルコール依存症の危険

ビールを毎日飲む習慣がつくと、飲みすぎてしまうことがあります。

1本だけと決めていても、ついついもう1本と手が伸びてしまうことは少なくありません。

アルコールの摂取量が増えると、健康に悪影響を与えるリスクが高まります。

特に肝臓への負担が大きくなり、肝疾患のリスクが増加してしまうのです。

少量のアルコールでも長期間摂取することで脳が萎縮する可能性があります。

研究によれば、毎日少量のアルコールを摂取することが脳の容積に影響を与えることが示されているのです。

脳の萎縮は認知機能の低下や記憶力の低下を引き起こす危険性があり、特に高齢者にとっては深刻な問題となりえます。

さらに毎日の摂取量が適量を超えるとアルコール依存症の危険性が高まります。

参考：1日ビール1缶でも脳が萎縮する！？だが、脳の認知機能への影響はかなり少ない

毎日ビール1本は健康に悪いのか？科学的根拠と健康効果を紹介

1日1本と設定した量を守れるのならビールを毎日飲むことは、それほど健康に悪いとは言えないでしょう。

研究によると、適度なビールの摂取は心血管疾患のリスクを減少させる可能性があるとされています。

ビールには、大麦、ホップ、酵母などの成分が含まれており、これらは抗酸化作用や抗炎症作用を持ち、血液循環を改善する効果があるためです。

具体的には、適度なビール摂取が高密度リポタンパク質（HDL）コレステロールを増加させ、動脈硬化を予防することが示されているからです。

ビールに含まれるフィトエストロゲンやポリフェノールは、血小板の活性化を抑制し、血栓形成のリスクを低減する効果があるとされています​。

参考：適度なビールの摂取と心臓血管系および代謝系の健康への影響: 最近の科学的証拠の最新レビュー

ビールを毎日飲むなら、純粋な『ビール』がおすすめ！

ビールには下記の種類があり、様々な製造方法から造られているのです。

• ビール：麦芽比率50％以上、かつ、決められた副原料を使用したもの
• 発泡酒：麦芽比率50％未満、もしくは、原料と副原料が規定を越えたもの
• 新ジャンル（第3のビール）：麦芽ではなく、大豆やえんどう等を使用したものや、麦芽比率50％未満のものにリキュールを加えたもの

ビールのメリットを示す多くの研究結果は、発泡酒や新ジャンルのビールを対象とはしていません。

発泡酒や新ジャンルでは原料の違いから、ビールとは異なる栄養素を含んでいます。

特に麦芽比率が低いため、麦芽が要因の栄養素が少なくなってしまうのは大きなデメリットです。

カロリーオフや糖分ゼロの新ジャンルでは、人工甘味料などの使用がされているものもあるので、そちらの注意が必要になります。

「アサヒスーパードライ」や「キリンビール」、「エビス」などの伝統的なビールがおすすめです。

ビールを飲みすぎた次の日はノンアルコールビールを選択

ビールを飲みすぎた次の日には、体調を整えるためにノンアルコールビールを選ぶことをおすすめします。

アルコールの摂取量を減らすことで、肝臓や内臓にかかる負担を軽減し、体の回復をサポートできるためです。

私も飲む前は半信半疑でしたが、ノンアルコールビールは味がかなりビールに近いです。

なのでビールの風味を楽しみながらも、アルコールによるデメリットを避けることができます。

ビールを飲みすぎた後にノンアルコールビールを選ぶことで、肝臓がアルコールの解毒に専念せずに済むため、内臓全体の機能が改善されるのです。

アルコールの負担がない分、翌日のパフォーマンスが向上し、集中力やエネルギーを維持することができます。

毎日飲むならビールだけでなく、ワインや日本酒・ウイスキーなどのお酒を混ぜるのもおすすめ！

毎日お酒を楽しむならビールだけにこだわらず、ワインや日本酒、ウイスキーなど様々な種類のお酒を取り入れるのも良いです。

これにより飲酒習慣が偏らず、様々な栄養素や風味を楽しむことができます。

＜多様なお酒のメリット＞

• ワイン：ポリフェノールが豊富で、抗酸化作用が期待できます。特に赤ワインにはレスベラトロールが含まれ、心血管疾患の予防に役立ちます。
• 日本酒：アミノ酸が多く含まれており、美肌効果や消化促進が期待できます。また、発酵食品として腸内環境を整える効果もあります。
• ウイスキー：アルコール度数が高いため、少量で満足感が得られます。ウイスキーにはエラグ酸が含まれ、抗酸化作用があるとされています。

異なる種類のお酒を楽しむことで、飲み方のバリエーションが広がり、飽きることなく飲酒を続けることができます。

たとえば、食事に合わせてお酒を選んだり、季節や気分によって飲むお酒を変えることで、より豊かな飲酒体験を楽しめます。

ビール 毎日 1本 良くある質問

【まとめ】ビールを毎日飲むなら1〜2本にすることで健康的に楽しむことができる！

ビールを毎日1本飲むことについては、健康に良い面と悪い面の両方があります。

適度なビールの摂取は、心血管疾患のリスクを減少させ、腸内環境の改善やアルツハイマー病の予防に寄与する可能性があるとされています。

ビールに含まれる大麦・ホップ・酵母は、抗酸化作用や抗炎症作用を持ち、健康をサポートするのです。

しかし、少量でも毎日飲むことは脳の萎縮を引き起こし、認知機能の低下やアルコール依存症のリスクを高める可能性があります。

これらの要因からビールを飲みすぎた翌日や休肝日には、ノンアルコールビールを選ぶことが大切になります。

肝臓や内臓への負担を軽減し、体の回復を助け、アルコールのデメリットを避けることができる優れた代替品だからです。

節度あるビールの飲酒をして、生涯長く楽しくお酒を飲めるようにするのが良さそうです。