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⚠お酒は二十歳になってから。
ワインを飲んだときに、「美味しい」「深い味わい」と差し障りのない表現をすることはないでしょうか。
ワインを普段から楽しむなら、代表的な香りの表現方法を知り、ワンランクアップした感想を言えるようにしたいです。
- 赤ワイン:熟したベリーやスパイスの香りが豊かで、ほんのりとしたバニラや樽のニュアンスを感じる
- 白ワイン:フレッシュな柑橘系の果実の香りが爽やかで、花やハーブの香りが繊細に漂う
- ロゼワイン:イチゴのフルーティーな香りが軽やかで、バラの花びらやシトラスが感じられる
この例のように、ワインの香りを具体的に表現できるようになれば、さらにワインを美味しく飲むことができます。
自分の飲んだワインがどんな味だったのかを、言葉から理解することができるので、違いに敏感になり、テイスティングも上達するでしょう。
会話のキッカケにもなるため、コミュニケーションを豊かにする1つの手段にもなりますよ。
最初はプロが感想を述べているワインを飲んで、自分の感性とすり合わせてみるのがおすすめよ!
目次
赤ワインの主な香りの表現方法と例

1. 果実の香り
- ベリー系:いちご、ラズベリー、ブラックベリー、カシスなど
軽めでフルーティーな若いワイン(ピノ・ノワール、ガメイ)にいちごやラズベリーの香りが、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのフルボディなワインにはブラックベリーやカシスの香りがよく現れます。 - 石果系(核果系):桃、プラム、アプリコットなど
シラーやマルベックなどの濃い赤ワインで熟したプラムの香りが感じられることがあります。 - トロピカルフルーツ:バナナ、パイナップル、マンゴーなど
トロピカルな香りは主に発酵の工程で現れることが多く、発酵が高温で行われた赤ワインや白ワインに見られます。ただし、赤ワインではレアなケース。 - 乾燥フルーツ:レーズン、干しイチジクなど
アマローネやプリミティーヴォのような濃厚でリッチなワイン、または熟成したフルボディワインで見られる香りです。
2. 花の香り
- バラ:若い赤ワインに現れる華やかな香り
バラの香りはピノ・ノワールやバルベーラなどのエレガントなワインで感じられることが多いです。 - すみれ:繊細で甘い香りが特徴
シラーやネッビオーロのような品種で感じられます。特に冷涼な気候で作られるワインに見られる香りです。 - ジャスミン:フローラルなニュアンスを持つ香り
ジャスミンの香りは赤ワインではあまり一般的ではなく、白ワインで感じることが多いですが、軽やかな赤ワイン(ロゼワインなど)で感じられることも。
3. 植物・ハーブの香り
- ピーマン:カベルネ・フランなどで見られる青々しい香り
カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨンなどのワインでよく感じられるピーマンの香りは、冷涼な気候で育ったブドウから作られることが多いです。 - シダ:若々しい赤ワインに現れることが多い
シダの香りは軽やかな赤ワインや、まだ若いワイン(ボジョレー・ヌーヴォーなど)で感じられます。 - ミント:清涼感のある香り
カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなど、しっかりとした味わいの赤ワインに見られることがあります。
4. スパイスの香り
- 黒胡椒:シラーやカベルネ・ソーヴィニョンで感じられるスパイシーな香り
特にシラーに顕著な香りで、ピリッとしたスパイシーさが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨンにもよく見られます。 - シナモン:樽熟成した赤ワインに現れる甘いスパイスの香り
樽熟成したテンプラニーリョやメルローなどで感じることが多く、樽由来の甘いスパイスが香ることがあります。 - ナツメグ:エキゾチックな香り
熟成したボルドーワインやバローロなど、力強い赤ワインでエキゾチックなニュアンスを与えます。
5. 動物的な香り
- 皮革:熟成した赤ワインで見られることが多い
熟成ボルドーやブルゴーニュのワインでよく感じられる香り。長期熟成によって現れる重厚なニュアンスです。 - 獣臭:長期熟成された赤ワインで時折感じられる独特の香り
南仏のワイン(シャトーヌフ・デュ・パプ)や、長期熟成されたワインで出ることが多い香りです。
6. ミネラルの香り
- 火打石:特に白ワインで見られるミネラル感を表す香り
赤ワインよりも白ワインで一般的。ただ、ピノ・ノワールなどの軽めの赤ワインで感じられることもあります。 - 土や腐葉土:ボルドー地方やローヌ地方の力強い赤ワインで感じられる
熟成したフルボディワインで感じられることが多く、重厚で奥行きのあるワインに特有の香りです。
赤ワインは、果実とスパイスや樽の香りに注目すると表現しやすいわよ!
白ワインの主な香りの表現方法と例

1. 果実の香り
- 柑橘系:レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ライムなど
爽やかでフレッシュな印象を与える香り。軽やかでフレッシュな白ワインに多く見られる。 - 青りんご・洋梨:青りんご、洋梨、マルメロ
青りんごのシャープな酸味や、洋梨の甘みを含む香り。シャルドネなどのフルーティーな白ワインに使われることが多い。 - トロピカルフルーツ:パイナップル、マンゴー、パッションフルーツ、バナナなど
エキゾチックな香りで、熟した白ワインやトロピカル系のアロマを持つものに適している。 - 核果系:桃、アプリコット、ネクタリン
みずみずしく甘い印象を持つ香り。ソーヴィニヨン・ブランやヴィオニエなどでよく感じられる。
2. 花の香り
- 白い花:アカシア、ジャスミン、白バラ、カモミール
繊細で優雅な花の香りは、フローラルな白ワインで使われることが多い。フレッシュで軽やかな印象。 - オレンジブロッサム:柑橘の花の爽やかな香り
華やかでさっぱりとしたニュアンスが特徴。オレンジやレモンの香りとともに感じられることも。 - ハチミツ・蜜:甘く芳醇な香り
熟成した白ワインやデザートワインで感じられる濃厚な甘みを持つ香り。リースリングなどで現れることがある。
3. 植物・ハーブの香り
- 青草・ハーブ系:青草、グラス、セージ、バジル
爽やかで青々しい香り。ソーヴィニヨン・ブランなどの軽やかでハーブのニュアンスが強い白ワインでよく感じられる。 - ハーブティー:カモミールティー、ミントティー
穏やかで落ち着いた印象を与える香り。冷涼な気候で作られた白ワインに見られることが多い。 - 鉱物・ミネラル系:貝殻、火打石、石灰
ミネラル感が強い香りで、辛口の白ワインや産地特有の土壌が反映されたワインでよく使われる表現。
4. スパイス・ナッツの香り
- スパイス系:シナモン、ナツメグ、クローブ
温かみのあるスパイスの香りは、樽熟成された白ワインや、デザートワインで感じられる。 - ナッツ系:アーモンド、ヘーゼルナッツ、マカダミア
まろやかで香ばしいニュアンスの香り。特にシャルドネなどの樽熟成ワインで見られることが多い。 - バニラ:甘いバニラの香り
樽熟成によるクリーミーな香り。バニラは豊かでリッチな印象を与える。
5. その他の香り
- バター・クリーム:バター、ホイップクリーム、ヨーグルト
マロラクティック発酵によるまろやかな香りが特徴。バターのようなリッチさはシャルドネでよく使われる。 - 酵母由来:パン生地、ブリオッシュ、トースト
シャンパンやスパークリングワインで感じられる香り。酵母の発酵によって生まれる独特の風味。 - ドライフルーツ:干しブドウ、ドライアプリコット
熟成した白ワインや甘口ワインで感じられる香り。濃厚で深みのある甘みを持つアロマ。
白ワインは酸味やフレッシュさ、花やハーブの香りに気をつけてみて!
ロゼワインの主な香りの表現方法と例

1. 果実の香り
- 赤い果実(ベリー系):いちご、ラズベリー、チェリー、クランベリー
爽やかでフルーティーな赤い果実の香りがロゼワインの特徴。軽やかでフレッシュな香りが、飲みやすさを感じさせます。 - 桃・アプリコット:桃、白桃、アプリコット
ロゼワインの中でもややフルーティーなものや、エレガントなタイプで感じられる。甘さの中に少し酸味がある香りが特徴です。 - シトラス系:レモン、オレンジ、ピンクグレープフルーツ
さわやかなシトラスの香りは、フレッシュでキレのあるロゼワインに多く見られます。軽やかな酸味が感じられるニュアンス。
2. 花の香り
- バラ・フローラル系:バラ、スミレ、ゼラニウム
バラの華やかな香りやスミレの繊細な香りは、上品で香り高いロゼワインに見られることが多いです。軽やかなフローラルの印象。 - 白い花:アカシア、オレンジブロッサム
白い花の香りは、華やかさの中にさっぱりとした印象を与えます。フレッシュなフローラルな香りが、果実の香りと調和します。
3. スパイス・ハーブの香り
- ハーブ系:ローズマリー、タイム、ミント
さわやかなハーブの香りは、クリアでフレッシュなロゼワインに多い香り。ミントのような涼しげなニュアンスが、軽やかな味わいを引き立てます。 - シナモン・スパイス:シナモン、ナツメグ
フルーティーさの中に、ほのかなスパイスの香りが漂うことがあります。やや甘さを伴う香りで、風味に深みを加えます。
4. その他の香り
- キャンディ・コンポート:キャンディ、ジャム、コンポート
フルーツキャンディやフルーツジャムのような甘い香りが、軽やかなロゼワインに感じられることがあります。フルーティーさと甘さのバランスが特徴です。 - ミネラル・潮風:ミネラル、潮風
ロゼワインの中には、ミネラル感や潮風を思わせる香りが感じられるものもあります。すっきりとしたキレのある味わいを表現するのに使われます。 - アーモンド・ナッツ系:アーモンド、ヘーゼルナッツ
軽く香ばしいアーモンドやナッツの香りは、ふくよかなロゼワインに見られることがあります。香りに柔らかさや丸みを与えます。
ロゼワインでは、フレッシュさと甘酸っぱさ、軽めのスパイスやハーブに注意してみてね!
シャンパンの主な香りの表現方法と例

1. 果実の香り
- 青りんご・柑橘系:青りんご、レモン、ライム、グレープフルーツ
シャンパンの爽やかでフレッシュな酸味を表現する代表的な香り。青りんごのシャープさや柑橘系のさっぱりとしたニュアンスがよく感じられます。 - 桃・アプリコット:白桃、アプリコット、ネクタリン
フルーティーで華やかな印象を与える果実の香り。若いシャンパンやフルーティーなスタイルのものに使われます。 - 赤い果実:いちご、ラズベリー、チェリー
ロゼシャンパンや、果実味が豊かなスタイルのシャンパンで感じられる甘酸っぱい香り。華やかでチャーミングな印象を与えます。
2. 花の香り
- 白い花・フローラル系:アカシア、ジャスミン、スイカズラ
エレガントで上品な花の香り。フレッシュで華やかなシャンパンの中に、繊細なフローラルノートが感じられることが多いです。 - 酵母由来の花の香り:酵母や発酵からくる花の香り
長期熟成されたシャンパンでは、酵母の香りが花のニュアンスと調和し、より複雑な香りを生み出します。
3. ブリオッシュ・酵母・ナッツの香り
- ブリオッシュ・トースト:パン生地、焼きたてのブリオッシュ、トースト
シャンパンの二次発酵で生まれる香りで、特に長期熟成されたものに多く見られます。焼きたてのパンやブリオッシュのような香りが豊かに広がり、香ばしいニュアンスが特徴です。 - ナッツ・アーモンド:アーモンド、ヘーゼルナッツ
熟成したシャンパンで感じられる香りで、アーモンドやヘーゼルナッツの香ばしさが豊かに漂います。クリーミーでまろやかな印象を与えます。
4. 酸味・ミネラルの香り
- 鉱物系・ミネラル:火打石、石灰、貝殻
シャンパーニュ地方の独特な土壌を反映するミネラルの香り。冷涼な気候で育ったブドウの特性が表れ、すっきりとシャープな印象を与えます。 - 酸味のニュアンス:ヨーグルト、クリームチーズ
柑橘の酸味とともに、まろやかでクリーミーな酸味が感じられることも。これらの香りは熟成されたシャンパンでよく見られます。
5. その他の香り
- ドライフルーツ:ドライアプリコット、レーズン
熟成が進んだシャンパンでは、フレッシュな果実から濃厚なドライフルーツの香りに変化することがあります。特にリッチなスタイルのシャンパンで見られることが多いです。 - ハチミツ・カラメル:ハチミツ、カラメル、メープルシロップ
甘い香りがほのかに漂うのは、長期熟成したシャンパンの特徴。蜂蜜やカラメルのようなニュアンスが、香りに深みと豊かさを与えます。
果実を主体にして、酵母やトーストのような香りを見極めて表現するといいわよ!
ワインの香りを表現する簡単な方法

初心者でもワインの香りを簡単に表現するためには、いくつかのポイントを押さえて、香りの特徴を感じながら言葉にしてみましょう。
以下のステップを参考に、プロっぽくワインの香りを楽しんでみてください。
1. 香りの大きなカテゴリーをつかむ
まずは大まかな香りのカテゴリーをつかみましょう。
「果実」「花」「スパイス」「ハーブ」など、最初に感じた香りを大きなグループに分類します。
たとえば、赤ワインを嗅いで最初に「果実」の香りが強く感じられたら、次にどんな果実かを考えます。
例:「この赤ワインはベリー系の香りが強いですね」
2. 果実の種類やフローラルなニュアンスに注目
次に、その香りをさらに具体的にしてみます。
ベリー系の中でも「いちご・チェリー・ラズベリー」など、あなたの感じる香りを果物や花の名前で表現すると簡単にプロっぽくなります。
例:「このワインには”ブラックチェリー”の濃厚な香りが感じられます」
3. 香りに甘さや酸味、フレッシュさを加えてみる
フルーツや花の香りが分かったら、そこに「熟した」「フレッシュな」「甘い」「酸味のある」などの形容詞をつけると、より立体的な表現になります。
香りが若々しいと感じたら「フレッシュ」、濃厚な甘さを感じるなら「熟した」という言葉を使ってみてください。
例:「フレッシュな”ブラックチェリー”と熟したプラムの香りが広がります」
4. スパイスやミネラルなど、香りのアクセントを加える
果実や花の香りに続けて、ワインの奥に感じられるスパイスやハーブ、ミネラルのニュアンスを加えると、香りの奥行きを表現できます。
「スパイスの香り」「黒胡椒のアクセント」「火打石のミネラル感」など、もう一つ香りの要素を足してみるとよりプロっぽい言い回しになります。
例:「フレッシュな”ブラックチェリー”と熟したプラムの香りに、ほのかな黒胡椒のスパイシーなアクセントが感じられます」
5. 最後に印象や感想を一言添える
ワインの香りを表現した後に、感想や印象を一言添えてみましょう。
「エレガント」「リッチ」「バランスが良い」など、香りが与える印象をまとめると、表現が引き締まります。
例:「フレッシュな”ブラックチェリー”と熟したプラムの香りに、ほのかな黒胡椒のスパイシーなアクセントが感じられます。全体的にバランスが良く、非常にリッチなワインですね」
この様にワインの香りを表現することで、ワイン通っぽく感想を述べることができます。
ソムリエが集まる場では、表現の仕方に正解があるかも知れません。
しかし、友人や知人とワインを飲み交わすときであれば、あなたの感じた素直な感想を述べれば問題ないでしょう。
ワインの香りの表現によく使われる言葉を覚えて、食事の席で楽しんでみてね!
ワイン 香り 表現 よくある質問

Q:ワインの香りを表現するのが難しいと感じます。どうすればいいですか?
A:最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは果物や花、スパイスなど、普段の生活で身近に感じられる香りと照らし合わせることが大切です。
ワインを飲む際に、香りを嗅ぎながら「これは何に似ているかな?」とイメージしてみてください。
また、他の人の表現を参考にしながら、自分の感じた香りを言葉にする練習を重ねることで、徐々に表現の幅が広がりますよ。
Q:同じ種類のワインでも香りが違うのはどうしてですか?
A:ワインの香りは、ブドウの産地・品種・気候・収穫時期・醸造方法・熟成期間など、さまざまな要素によって変わります。
たとえば、同じカベルネ・ソーヴィニヨンでも、産地が異なると香りに違いが出ることがあります。
他には、樽で熟成したワインとステンレスタンクで熟成したワインでは香りのニュアンスが異なります。
同じ品種でもこれらの要素の違いで香りが変わるため、同じワインでも個性が生まれるのです。
Q:ワインの香りと味わいの関係はどうなっていますか?
A:ワインの香りと味わいは密接に関わっています。
香りはワインの味わいの予兆となり、どんなフルーツやスパイス、花のニュアンスがあるかを教えてくれます。
また、香りが複雑で豊かなワインほど、味わいも深く広がりのあるものが多いです。
香りを嗅ぐことで、どんな味わいかを想像しながら楽しむと、よりワインを立体的に感じられます。
【まとめ】表現はあくまでも一例、自分の思った感想でワインの香りを伝えよう!

ワインの香りの表現は多岐にわたり、生涯勉強といえるほど奥深いものです。
ワインそれぞれに異なる香りの特徴があり、そのニュアンスを言葉で伝えることでワインをより豊かに楽しむことができます。
大切にしてほしいのは、日常の食事において、香りの表現に正解やルールがあるわけではないことです。
この記事で紹介した表現やコツは、あくまでも一例に過ぎません。
ワインを味わいながら感じた香りを、自分の言葉で素直に表現してみるのが一番です。
気軽に香りを楽しみ、自分なりのワインの表現を見つけることが、ワインをもっと楽しく、深く味わうためのポイントです。
ワインと共に会話を楽しむための豆知識として、この記事が役立てれば幸いです!
今後も役立つ情報を発信していきますので、お楽しみにしていてください!
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